今週もまた出会いました。
表紙だけでもかなりインパクト大な『放課後のエチュード』。
おそらく人によっては、この表紙を見た時点で食わず嫌いをするんじゃないかという印象はあるんですが、読んでみたら素晴らしい名作漫画でした。
物語の主役はこの2人。
身長183センチという恵まれた体格を持ちながら伸び悩んでいた見延 千裕と、天才的なバレエの才能を持ちながら「身長が伸びる見込みがない」という頂点を目指すことができない大きなハンディキャップを抱えた一宮 瞬(通称イチさん)。
出会った時点では、イチさん側が巨大な喪失感ゆえに捻くれちゃってて塩対応なんですが、千裕側がそれをモノともせず「好き好き大好き」攻撃を続けたおかげで、かなり早い段階でイチさんが絆されて(というか逃げるのを諦めて?w)急接近していきます。
この作品の見どころは何といっても『肉体美』でしょうね。
男性ダンサー特有のムチッとした筋肉、足、お尻!
バレリーノは基本的に下がタイツ姿なんで、漫画だとエロ……というか肉々しい。
だけど踊ってる姿とか、表情とか、すごくセンスのいい作画なんで、これは腐女子じゃなくとも(・∀・)イイ!! って思うんじゃないですかねぇ?
あと物語の構成もよく出来てるなぁって思います。
この2人はどちらも相手に「自分にないもの」を見て羨望する一方で、互いの空虚感を埋めて癒す存在になってる。その寄り添っていく過程が、当て馬の存在やらガラ公演やらのエピソードを通じてうま~~~~く描かれてるので、読後感がいい。
作中でバレエ用語も説明されてるんで門外漢なひとでも理解できるし、とくに2巻で2人が一緒に踊るシーンは、誰しも感動するでしょうね。
現在の刊行は3巻まで。2人が新たな挑戦を始めたばかりっていう、すっご~~~~~く気になるところで終わってます。
まだ3巻が発売されたばかりですけど、早くも次巻が待ち遠しいですw
気になる方は是非どうぞ!
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