5作目に観たのは『史上最強の大魔王、村人Aに転生する』というアニメ。
内容はタイトルのまんま。
史上最強の魔王と呼ばれ、もはや同じ人間だとすら思って貰えなくなったと嘆くヴァルヴァトスという青年が、アードという少年に転生する話。
せっかく転生したのに中身が魔王さまのまんまだから、庶民感覚がまったく理解できず頓珍漢な言動を繰り返す。でもイリーナっていう友達ができて、魔法学園に入学したあとは、何だかんだいって誠実な人柄が周りを救うことになる……って感じかなぁ?
自ら転生する大魔法師やら魔王さまって話も幾つか見たけど、主人公が飛び抜けて頓珍漢なのが、面白いっちゃ面白い。
ただ……う~ん。
個人的にはすこし、煮え切らないシリーズ構成だなぁと感じた。
とくにサキュバスの女の子をいじめてた貴族の子息が、後の学園祭みたいなイベントの最中に「じつは」と過去の心情を打ち明ける場面。語られてる内容は理解できるんだけど、その子息の改心があまりに唐突すぎて、正直(え?)ってなった。
他も展開がなんとなくぶつ切り感がするし、キャラそれぞれの行動が中途半端な気がして仕方がない。第9話以降の、古代世界へ飛ばされたあとの展開だけは、まぁ異世界モノらしい纏まり方をしてるかなって思ったけどね。
エピソードそれぞれは面白いけど、なんか煮え切らない。
が、感想といったところ。