昨日見ていたのは『ありふれた職業で、世界最強』というアニメ。
大勢のクラスメイトと共に異世界に召喚された主人公が、生き延びるために死に物狂いで力を手に入れ、世界最強の存在として伸し上がっていくお話。
主人公の南雲ハジメ君は、召喚時から優れた能力を与えられたクラスメイト達と違い、「錬成師」という戦闘能力を持たない存在としてスタート。仲間たちから「無能」だと嘲られ、あげくに戦闘のドサクサで奈落へ落とされる。そして瀕死まで追い詰められたところで、倒した魔物の肉を食らい、次々と特殊能力を身につけていくわけだ。
その導入はまるで『盾の勇者の成り上がり』と『蜘蛛ですが、何か?』を足して二で割ったみたいだなぁと思った。
最弱だった主人公が伸し上がっていくストーリーは面白いし、主人公のハジメ君と、最初に助けたユエちゃんは良い関係だなぁと思うのだけど・・・。
一部のキャラクターを見てると、何だかもやもやする。
例えば彼らの先生である畑山愛子や、現実世界でハジメを庇っていた白崎香織、勇者として召喚された天之河 光輝。彼らは善意の存在ではあるものの、立場をわきまえず正義感を押し付けようとする。そして自分が気に入らないなら責めても当然と考え、自分がしたいと思うことなら相手が受け入れるのが当たり前という態度をとる。
いわゆる「なろう系」の登場人物としてありがちなキャラ。
物語を展開させるうえで必要なキャラ付けだとは理解できるんだけども。
ど~~~にも、納得できない。(;´д`)=3
しかし世の中には一定数、そういう人がいるんだよね・・・現実でも。
はっきり言って好きにはなれない存在だ。
このアニメを見てて改めて思った。
私が描く物語では、この手の人物は絶対にそのままにはするまい。
もちろん登場人物として必要な時もあるけども、それが[当たり前]という考え方のままにするのは絶対に嫌だ。
そうじゃない物語をいつか書くぞっと!
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