今日は1月7日。
日本では[春の七草]と呼ばれる野菜を食べる風習がありますよね。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
元々は現在の2月ごろの行事なので、単純に、その時期に自生する野菜が充てられた風習なのだろうと思いますが、それぞれの野菜にはどんな意味や効能があるのか気になったので、Wikipedia先生などに聞いてみました。
【芹】(せり)
- セリ科の多年草。日本原産の野菜のひとつで、緑黄色野菜。
- 香草でもあり、健胃・食欲増進・解熱といった薬効があるらしい。
- ビタミン・カリウム・鉄分・銅・葉酸・食物繊維などが豊富で、利尿効果による血圧上昇の抑制、貧血予防、生活習慣病の予防などの効果が期待できる。
【薺】(なずな)
- アブラナ科の越年草。別名ぺんぺん草。
- 若草にはミネラル分が多く、常食すれば補血に役立つらしい。
- 開花期の草を干したり黒焼きしたものが、古くから薬用としても用いられていた。
- 江戸時代には虫よけのまじないとしても使われていた。
【御形】(ごぎょう)
- キク科の越年草。別名ハハコグサ。
- むかしはこれを餅のつなぎとして入れ、草餅(あるいは母子餅)としていた。
- 咳止めや去痰の薬としても利用される。
【繁縷】(はこべ、はこべら)
- ナデシコ科の植物。コハコベとミドリハコベを総称した呼び名。
- 葉緑素(クロロフィル)を含み、昔からお浸しなどとして食べられていた。
- ハコベを粉末にして塩を混ぜた物が「ハコベ塩」と呼ばれ、歯槽膿漏防止に役立つ歯磨き粉がわりに利用された。
【仏の座】(ほとけのざ)
- キク科の越年草。コオニタビラコ(小鬼田平子)の別名。
- 上の方の2枚の葉のつきかたが仏様の円座に似ていることから 「仏の座」と呼ばれるようになった。
- シソ科の「ホトケノザ」と間違えられやすいが、別のもの。
【菘】(すずな)
- アブラナ科の越年草。カブ(蕪)の別名。
- 根の栄養素は大根とほぼ同じ。葉にはカロテン・ビタミンC・食物繊維が多い。
- 痩せた土地でも育ちやすい。
【蘿蔔】(すずしろ)
- アブラナ科の越年草。ダイコン(大根)の別名。
- 主に肥大した根を食用とするが、葉も食用であり、種子からは油も採取される。
- 葉っぱにはビタミンAを多く含み、青汁の原料としても使われる。
- 消化酵素を多く含み、胃もたれや胸焼け防止の効果も期待できる。
- 根にも葉にもビタミン等の栄養素や食物繊維が多いが、炭水化物・タンパク質・脂質の含量がわずかでカロリーが少ないため、ダイエット食としても有用。
・・・・・・とまぁ、大雑把にかい摘むと以上のような事らしい。
これを[お粥]として食べることで、お正月の飽食で疲れた胃を休め、冬場に不足しがちな野菜を補おうという意味を持った行事なわけですねぇ。
ちなみに[秋の七草]もあるんですよ。
- 【萩】(はぎ)
- 【芒】(すすき)
- 【葛】(くず)
- 【撫子】(なでしこ)
- 【女郎花】(おみなえし)
- 【藤袴】(ふじばかま)
- 【桔梗】(ききょう)
こちらは食用ではなく観賞用ですけども、それぞれに薬効があり。
昔から歌に詠まれたり、花札の絵柄になったりしてますね。
普段は意識しないですけど、調べてみると面白いですね。(*ノ∀`*)ウフフ♪
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