こんなことを書くと ”危ない奴” って思わそうですが。
私は何気ない風景や出来事から、妄想を繰り広げることがよくあります。
たとえば田んぼ道にぽつんと落ちた片足だけのスニーカーだったり、霜柱の立った畑の土の上に見つけた小さな芽だったり、薔薇の花に似て見えるチンゲン菜の切り口だったり、長い橋に立つ街頭の上に止まった小鳥たちの姿だったり。
状況は様々なんですが、たいてい(何故ここにあるのだろう?)や(この後どうなるのだろう?)が妄想の出発点になります。
今日の妄想の舞台は、壊れた洗濯機の代わりとして毎朝出かけてるコインランドリーの駐車場。洗濯が終わるのを待っていた車内から見た、無数の落ち葉が風に吹き飛ばされる風景でした。(注:上の写真はイメージとして撮った我が家のご近所)
まるで紙吹雪のように、空高く舞い上がるカラフルな落ち葉。
それが無数の蝶々が動き回る姿に似ていて。
地面の上を転がる様は、小鳥がちょんちょんと飛び跳ねる姿みたい。
強い風に煽られて一時もジッとせず、まるで生き物のように動き回るのを見てると、ホント不思議な気持ちになります。
すると頭の中で妄想がスタートするわけです。
落ち葉の大多数は、微生物に分解されるか、人間に集められて燃やされて灰となって、次の命を育む源になったりするんですが。
あの葉っぱたちのどれかひとつくらいは、はるか遠くまで飛ばされて、人の思いも寄らない冒険をすることになるのかもしれない。
そういえば小学生の頃に飛ばした手紙付きの風船は、500キロほども離れた街に住むお年寄りが拾ったなんて出来事もあったけど、そうした出来事が起きないとも限らないわけで。
何気ない妄想が、新たな発想を産むこともあるんですよね。
だから、妄想は面白い。
ちなみに、3年以上も温め続けて(いい加減、書き始めろよ)と自分自身に言い聞かせてるとある物語も、そうした妄想のひとつから始まりました。
来年こそは、中途半端に止まってるプロットを練り直して。
新たな物語を書き始めたいなぁ。(。-`ω´-)ンー…
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